宅建試験の申し込みは、郵送申し込みよりインターネット手続きの方がスムーズですが、郵送申し込みの方が良い人もいます。
この記事では、最適な申し込み方法をわかりやすく解説し、あなたの悩みを解決します。
1. 宅建の郵送申し込みの期間と方法
申込書(願書)の配布と入手
宅建試験の申込書(願書)を入手するには、まず「試験案内」を下記の場所から取りに行くあるいは、郵送してもらって取り寄せる形になります。
これらは、各都道府県の宅建協会や大型書店で配布されています。
切手を貼って、住所と氏名を記載してA4の封筒が入る返信用の封筒で取り寄せることもできます。協力機関に請求することで、試験案内と申込書を取り寄せることができます。
以下のサイトに各都道府県の試験案内などの配布場所と協力機関の場所が指定してあります。
必要書類(申込書)の準備
郵送申し込みには、以下の書類が必要です:
- 受験申込書:試験案内と共に配布される書類で、必要事項を記入します。
- 顔写真:パスポートサイズの写真(縦4.5cm×横3.5cm)。裏面に都道府県名と氏名を記入し、申込書に貼付します。
- 受験手数料の振込証明書:指定の方法で受験料を支払い、その証明書を申込書に添付します。
郵送申し込みの具体的な方法
- 申込書の入手:前述の通りの方法で、試験案内と受験申込書を入手します。
- 必要事項の記入:申込書に全ての必要事項を記入し、顔写真を貼付します。
- 受験手数料の支払い:郵便振替、ペイジー、コンビニエンスストアのいずれかで受験手数料を支払い、振替払込受付証明書を受け取ります。
- 書類の郵送:全ての書類を試験案内に記載された封筒に入れ、郵送します。折り曲げない方が良いため、簡易郵送よりもレターパックライトの方が良いです。提出期間は7月1日から7月16日までです。
受験手数料
受験手数料は、8200円(税込)です。
そこに郵送にかかる費用が数百円かかってきます。
試験案内(願書)の入手と郵送での申込期間
試験案内と受験申込書は、7月1日から7月16日まで配布されます。郵送での申し込み期間も7月16日までです。配布場所や郵送依頼の方法については、不動産適正取引推進機構のサイトで確認できます。申込書を入手したら、早めに必要事項を記入して準備を進めましょう。
受験票の発送日と試験日時
郵送の申し込み期限から、約2ヶ月半後あたりに受験票が来ます。
受験票は10月2日に発送されます。試験日は毎年10月の第三日曜日に実施され、2024年度は10月20日です。郵送申し込みで受験票が届かない場合は、協力機関あるいは不動産適正取引推進機構に問い合わせて確認します。
試験会場と試験日時の確認
受験票には試験会場の詳細が記載されているので、確認しておきましょう。
また、試験当日は余裕を持って会場に到着するよう、事前にスケジュールを確認しておくことが重要です。
合格発表
合格発表は試験後約1ヶ月後の11月26日に行われます。結果は公式サイトでの受験番号の発表や、または合格証が郵送されて確認できます。公式サイトにアクセスして、合格者一覧を確認することが可能です。
2. 宅建の郵送申し込みでの注意点
郵送申し込みの注意点と顔写真の規格
宅建試験の郵送申し込みに必要な顔写真は、以下の規格を満たす必要があります:
- サイズ:縦4.5cm×横3.5cm
- 顔の寸法:頭頂からあごまでが3.2cm以上3.6cm以下
- 撮影日:当年の1月1日以降に撮影したもの
- 背景:無背景
- 撮影方法:正面から撮影し、帽子やサングラスは使用禁止。メガネは常時着用している場合のみ可
この他にも詳細な規定があります。
写真の裏面に申込先の都道府県名と氏名を記入し、シール式の顔写真は使用できません。これらの規定を満たさない場合、申し込みが受理されない可能性があるため、撮影時には注意が必要です。
受験手数料の支払い方法と注意点
受験手数料の支払い方法は、郵便振替、ペイジー、コンビニエンスストアのいずれかが指定されています。
支払い後に発行される「振替払込受付証明書」は、申し込み書に添付する必要があります。この証明書を紛失しないよう、申し込みが完了するまで大切に保管しましょう。また、支払いは7月16日までに行う必要があります。
郵送の必要書類の記入のポイント
宅建試験の郵送での申し込み書類を記入する際は、以下のポイントに注意してください:
- 正確な記入:全ての項目を正確に記入し、誤字脱字がないようにしましょう。特に名前や住所は公式な書類に基づいて正確に記入します。
- 書類の再確認:記入後に再度全ての項目を確認し、記入漏れや誤りがないかチェックします。家族や友人に確認してもらうのも良い方法です。
- 書類の清潔さ:書類は折り曲げたり汚したりしないように注意しましょう。特に顔写真の貼付け位置や貼り方には注意が必要です。写真の裏側に申込先の都道府県と氏名の記入が必要で、シール式の顔写真は使えません。
登録講習の一部は、郵送申し込みのみ対応
宅建試験の受験者の中には、5問免除の登録講習を修了した方がいます。
この登録講習を受けた場合、その証明書を提出する必要がありますが、一部の登録講習はインターネット申し込みに対応していない場合があります。
このため、該当する受験者は郵送での申し込みが必要になることがあります。事前に自分が受けた登録講習がインターネット申し込みに対応しているか確認しましょう。
3. 宅建の郵送申し込みのメリットとインターネット申し込みとの違い
郵送申し込みとインターネット申し込みの手続きの違い
宅建試験の申し込み方法には、インターネット申し込みと郵送申し込みの二つの方法があります。それぞれの手続きには以下のような違いがあります:
- インターネット申し込み:
- 手続き:公式ウェブサイトで必要事項を入力し、顔写真データ(JPGまたはPNG形式)をアップロードします。支払いはクレジットカード、コンビニ決済、ペイジーなどが利用可能です。
- 期間:7月1日から7月31日まで。締め切り直前はアクセスが集中しやすく、サイトに繋がりにくくなることがあります。
- 郵送申し込み:
- 手続き:試験案内と受験申込書を入手し、必要事項を記入、顔写真を貼付け、受験手数料を支払った証明書を同封して郵送します。支払い方法は郵便振替、ペイジー、コンビニエンスストアのいずれかです。
- 期間:7月1日から7月16日までと短めです。書類は簡易書留で郵送する必要があります。
郵送申し込みのメリット
- システムエラーの心配がない:郵送申し込みは、インターネットのシステムエラーの影響を受けません。ただし、システムエラーは一時的なものであり、申し込みギリギリを避けて早めに申し込みを済ませれば、そこまでインターネット申し込みのデメリットにはなりません。
- インターネット申し込みができない一部の登録講習を受けた人にメリット:一部の登録講習はインターネット申し込みに対応していないため、その場合は郵送申し込みが必要になります。郵送申し込みができることで、こうした状況にも対応できるのが利点です。
インターネット申し込みのメリット
- 利便性:インターネットでの申し込みは、場所や時間を選ばず24時間いつでも手続きができるため、忙しい人にとって非常に便利です。
- スピード:オンラインで全ての手続きが完了するため、郵送よりも早く簡単に申し込みができます。また、試験会場を選択できる場合があり、特定の会場で受験したい場合に便利です。
- 受験手数料の証明書の発行がしやすい:インターネット申し込みの場合、受験手数料の支払い後に領収書に代わる証明書が発行されやすく、手続きがスムーズに行えます。郵送でも発行できますが、スムーズです。個人事業主の方は、証明書で経費を数千円分経費を計上できます。
基本的には、インターネット手続きの方が手間や受付期間の面でメリットがあります。